中央大学のAO入試|総合型選抜(自己推薦など)の種類と出願条件

中央大学のAO入試にあたる総合型選抜の種類と出願条件を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が文部科学省などの公的機関と、各大学・専門学校の公式サイトや募集要項の公開情報を調べて独自に執筆しています。入試の日程・選考内容・出願条件は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学・専門学校の募集要項で確認してください。

中央大学のAO入試を調べてみたら、「AO入試」という名前の入試が見つからなくて戸惑った方も多いですよね。

結論から言うと、中央大学ではAO入試にあたる入試を「総合型選抜」として、学部ごとに別々の名前で行っています。チャレンジ入学試験や自己推薦入学試験が代表的です。

この記事を読むと、中央大学の総合型選抜の種類と、学校推薦型選抜との見分け方、出願条件の読み方が分かります。

目次

中央大学のAO入試とは?名前が違うだけで総合型選抜はある

先に結論

中央大学に「AO入試」という名前の入試はありません。ただ、チャレンジ入学試験や自己推薦入学試験などが、総合型選抜(旧AO入試)として行われています。

『中央大学ってAO入試がもうないの?』と不安になった方もいるかもしれません。

実は、大学のAO入試は2021年度入試から正式名称が「総合型選抜」に変わりました。中央大学でも、AO入試という言葉ではなく、学部ごとの入試名で募集しているんです。

中央大学の特別入試の要項には、「本要項に記載の入学試験は、文部科学省の定める大学入学者選抜実施要項における『総合型選抜』として実施するもの」と書かれています。チャレンジ入試・自己推薦入試・スポーツ推薦などの要項に、この文言が入っています。

AO入試と総合型選抜の関係は、AO入試とは?総合型選抜との関係と仕組みで紹介しています。

総合型選抜で共通するルール

中央大学の総合型選抜も、文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項のルールの上で行われます。

項目2027年度入試のルール
出願2026年9月1日以降
合格発表2026年11月1日以降
面接総合型・学校推薦型で面接による評価を行う

秋に出願が集中するので、書類の準備は夏休みに進めておくのが一般的な流れです。

中央大学の総合型選抜の種類を学部ごとに見る

学部ごとに入試の名前も中身も違う

2027年度の特別入試一覧から、総合型選抜にあたる入試を学部ごとに並べました。同じ「自己推薦」でも学部で中身が違うので、志望学部の行を確かめてみてください。

『自分の行きたい学部に、AOにあたる入試はあるの?』という疑問に、公式の特別入試一覧から答えていきます。

学部総合型選抜にあたる主な入試(2027年度)
法学部チャレンジ入学試験(リーガル・パブリック・グローバルの3部門)/英語運用能力特別入学試験/スポーツ推薦入学試験
経済学部高大接続入学試験/外国語能力特別入学試験/スポーツ推薦入学試験
商学部外国語能力特別入学試験/スポーツ推薦入学試験(ほかに社会人入学試験)
理工系3学部(基幹理工・社会理工・先進理工)高大接続型自己推薦入学試験/スポーツ推薦入学試験
文学部自己推薦入学試験(外国語型・専攻適性型など)/スポーツ推薦入学試験
国際経営学部自己推薦入学試験
総合政策学部スポーツ推薦入学試験
スポーツ情報学部スポーツマネジメント入学試験/DS女子入学試験/DSプロ入学試験/スポーツ推薦入学試験
国際情報学部一覧に総合型の入試はない(指定校・附属のみ)

例えば、英語の力を活かしたいなら法学部の英語運用能力特別入学試験や、経済・商学部の外国語能力特別入学試験が候補になります。理系なら、理工系3学部の高大接続型自己推薦入学試験です。

中央大学の総合型選抜を、学部ごとにチャレンジ・自己推薦・外国語能力・スポーツ推薦などの入試に分けて並べた図解
一覧は年度ごとに変わる

入試の種類は年度によって新しくなったり、なくなったりします。最新の一覧は中央大学の特別入試一覧で確かめてみてください。

入試の名前から中身を見分けるコツ

名前だけでは中身が分かりにくい入試もありますよね。ざっくりした目安を表にしました。

名前に入っている言葉名前から想像しやすい中身
自己推薦自分で書く書類と、専攻に合わせた試験・面接
外国語能力・英語運用能力英語などの外国語の力
高大接続高校での学びと大学の学びのつながり
スポーツ推薦・スポーツ競技の実績

あくまで目安です。選考の中身は入試ごとの要項で確かめましょう。

学校推薦型選抜とどう見分ける?

「推薦」という名前でも総合型選抜のことがある

中央大学では、自己推薦入学試験やスポーツ推薦入学試験も総合型選抜として実施されています。指定校推薦と附属推薦は、学校推薦型選抜です。

『名前に「推薦」と付いているから、学校の推薦が要るんだよね』と思い込んでいませんか。

ここが大事なところです。中央大学では、名前に「推薦」が入っていても、総合型選抜の区分の入試があるんです。

区分中央大学の入試の例高校の推薦
総合型選抜チャレンジ入学試験・自己推薦入学試験・スポーツ推薦入学試験など自分の意思で出願する入試
学校推薦型選抜指定校推薦・附属推薦高校の推薦に基づく入試

区分が違うと、出願の時期や併願のルールも変わります。文部科学省の実施要項では、総合型選抜は9月1日以降、学校推薦型選抜は11月1日以降に出願が始まります。

総合型選抜(チャレンジ・自己推薦など)
  • 自分の意思で出願できる
  • 出願は9月1日以降に始まる
  • 書類と試験・面接で選考される
学校推薦型選抜(指定校・附属)
  • 高校の推薦が前提になる
  • 出願は11月1日以降に始まる
  • 校内での選考が先にある

区分は要項ごとに書かれています。気になる入試は、要項の冒頭にある区分の文言を見てみてください。

中央大学の入試を、自分で出願する総合型選抜と、高校の推薦に基づく学校推薦型選抜に分けて、出願時期の違いとあわせて示した図解

指定校推薦も考えている時はどうする?

『指定校推薦の枠もあるけど、チャレンジ入試も気になる』という方もいますよね。

指定校推薦は高校の校内選考が先にあり、出願は11月以降です。総合型選抜は9月に出願が始まるので、時期だけを見ると両方を考える余地があります。

ただ、指定校推薦は高校と大学の信頼関係で成り立つ入試です。校内のルールで組み合わせが制限されていることもあるので、担任の先生にこんなふうに聞いてみてください。

「中央大学の総合型選抜に出願した場合、指定校推薦の校内選考に影響はありますか」

例1:法学部のチャレンジ入学試験

1次は書類、2次は講義を聞いて書く試験と面接

法学部のチャレンジ入学試験は、リーガル・パブリック・グローバルの3部門に分かれています。2次の講義理解力試験が特徴的な入試です。

『法学部のチャレンジ入試って、どんな試験なの?』と気になる方も多いはずです。2027年度の要項から中身を並べました。

項目2027年度の内容
募集人員30名(3部門合計)
併願他の入試制度・本学他学部・他大学との併願を認めている(3部門の併願は不可)
1次選考書類選考
2次選考講義理解力試験(45分程度の講義のあと75分の論述)と15分程度の個人面接
出願期間2026年9月1日から9月7日(消印有効)
1次の発表10月16日
2次試験10月24日(茗荷谷キャンパス)
合格発表11月5日

講義を聞いてから論述するので、その場で話の要点をつかむ力が問われます。普段の授業でノートを取りながら要点を書く練習が、そのまま対策になるんですね。

講義理解力試験の練習のしかた

『講義を聞いて書く試験なんて、どう練習すればいいの?』と思いますよね。家でもできる練習を手順にしました。

講義を聞いて書く練習の手順
  1. 法律や社会問題を扱った公開講座や解説動画を1本選ぶ
  2. 45分ほど聞きながら、要点だけをノートにメモする
  3. メモを見ながら、話の中心を3行でまとめる
  4. 「自分はどう考えるか」を加えて、時間を計って書く
  5. 書いたものを先生に読んでもらい、伝わりにくい所を直す

最初は要点をつかむだけで精一杯でも大丈夫です。回数を重ねるうちに、メモの取り方が自然と上手になっていきます。

過去の試験結果

要項には過年度の試験結果が載っています。

年度志願者合格者
2026年度(法律・国際企業関係法・政治の合計)47644
2025年度43458

2026年度の学科別は、法律学科279・22、国際企業関係法学科27・1、政治学科170・21(志願者・合格者)でした。数字は年によって変わるので、準備の目安として見ておきましょう。

法学部の総合型選抜で問われることは、法学部のAO入試|総合型選抜で問われることと準備で詳しく紹介しています。

例2:文学部の自己推薦入学試験

専攻ごとに評定の基準と試験の中身が違う

文学部の自己推薦入学試験は、外国語型・専攻適性型などに分かれています。専攻によって評定平均値の基準があるのが、チャレンジ入試との違いです。

文学部の自己推薦入学試験(2027年度)の主なポイントを並べました。

項目2027年度の内容
併願他の入試制度や本学他学部・他大学との併願を妨げない
評定専攻によって評定平均値の基準がある(3.8以上・4.0以上など)
1次選考書類選考
2次選考外国語試験または専攻別試験と、面接・グループワーク等
事前の提出専攻によって4,000字程度の小論文の提出がある
2次試験2026年10月24日(多摩キャンパス)

『4,000字の小論文なんて書けるかな』と不安になる方もいますよね。

いきなり4,000字を書こうとせず、まずは専攻のテーマについて、気になった本や授業の内容をメモに集めることから始めてみてください。材料がそろうと、文章は意外と書き進められます。

1次の書類選考に向けて集めておきたいもの

チャレンジ入試も自己推薦入試も、1次は書類選考です。書類を書き始める前に、材料を手元に集めておくと迷わずに済みます。

集めるものどう使うか
高校で続けてきた活動の記録いつ・何を・どれくらい続けたかを書く材料にする
印象に残った授業や本のメモ学びたいテーマのきっかけとして使う
外国語の検定などの結果外国語型の入試で使えるかを要項で確かめる
志望学部の授業やゼミの情報入学後に学びたいことを具体的にする

『書けるような実績がない』と感じても、授業で考えたことや日々の取り組みは立派な材料です。小さなことでも、そこから何を考えたかを書けば伝わります。

よくある失敗

文学部の専攻の評定基準を確かめずに、書類の準備を進めてしまうこと。基準に届かないと出願できないので、最初に志望専攻の基準を見ておきましょう。

出願条件はどう読めばいい?

「評定」「既卒」「併願」の3つを最初に確かめる

中央大学の総合型選抜は、入試ごとに出願条件が違います。要項を読む時は、まず3つの条件を確かめてから、選考の中身に進むと迷いません。

『要項が長くて、どこから読めばいいか分からない』という方も多いはずです。次の順番で読んでみてください。

中央大学の要項の読み方
  1. 冒頭で、その入試が総合型選抜か学校推薦型選抜かを確かめる
  2. 出願資格の欄で、評定平均値の基準があるかを見る
  3. 既卒の人が出願できるかを、出願資格の1つ目の条件で確かめる
  4. 併願の欄で、他学部・他大学との併願の可否を読む
  5. 1次・2次の選考の中身と日程をカレンダーに書き込む
  6. 過年度の試験結果の表があれば、志願者と合格者を見ておく

法学部と文学部で比べると

2つの入試を並べると、同じ大学でも条件が違うことがよく分かります。

条件法学部チャレンジ入学試験文学部自己推薦入学試験
評定の基準数値基準の記載は見当たらない専攻によって基準がある
既卒「高等学校又は中等教育学校を卒業した者」に含まれる要項で確かめる
他大学との併願認めている妨げない
2次試験の会場茗荷谷キャンパス多摩キャンパス

チャレンジ入学試験の評定の基準は、要項の出願資格に数値の記載が見当たりませんでした。出願を考えている方は、念のため要項で確かめてみてください。

併願の組み立て方はAO入試の併願の考え方も参考になります。

出願前のチェックリスト
  • 志望学部に総合型選抜の入試があるかを一覧で確かめる
  • 入試の区分が総合型選抜であることを要項で見る
  • 評定平均値の基準を満たしているかを確かめる
  • 1次の書類と2次の試験の中身をメモする
  • 2次試験の会場と日程を確かめる

中央大学のAO入試でよくある相談

相談の多くは「AOはあるのか」と「推薦との違い」

知恵袋などを見ると、名前が違うせいでAO入試がないと思ってしまう相談が目立ちます。

中央大学のAO入試について、よく見かける相談を3つ選んで答えていきます。

中央大学にAO入試は今もある?

「中央大学にAO入試があるのか、調べても分からなかった」という相談です。

結論から言うと、AO入試にあたる総合型選抜はあります。チャレンジ入学試験や自己推薦入学試験、外国語能力特別入学試験などがそれにあたります。

「AO入試」という言葉で探すと見つかりにくいので、大学サイトの「特別入試」のページを見てみてください。

公募推薦やAOでも試験はあるの?

「中央大学の公募推薦やAO入試でもテストはあるのか」という相談もあります。

総合型選抜の多くは、書類選考のあとに2次試験があります。法学部のチャレンジ入試なら講義理解力試験、文学部の自己推薦なら外国語試験や専攻別試験です。

書類だけで決まる入試と思い込まず、2次試験の対策も早めに始めておきましょう。

スポーツ推薦は合格が決まっている入試?

「スポーツ推薦には合格が確定するものと、AOと同じで確定ではないものがあるのか」という相談です。

中央大学のスポーツ推薦入学試験は、要項で総合型選抜として実施すると書かれています。出願すれば合格が決まる入試ではなく、選考がある入試です。

スポーツの実績を評価する総合型選抜の仕組みは、スポーツのAO入試の仕組みで紹介しています。

中央大学のAO入試に向けた準備の進め方

書類と2次試験の対策を並行して進める

中央大学の総合型選抜は、1次の書類と2次の試験の両方があります。夏までに書類、秋に向けて2次試験と面接、という順番で準備すると無理がありません。

『書類と試験、どっちを先にやればいいの?』と迷いますよね。

出願は9月上旬に集中するので、まず書類を仕上げるのが先です。そのうえで、2次試験の形に合わせた練習を秋に向けて重ねていきます。

時期の目安やること
高3の春志望学部の入試を選び、要項で条件を確かめる
高3の夏休み志望理由や活動の書類を書き、先生に読んでもらう
9月上旬出願(チャレンジ入試は9月1日から9月7日)
9月から10月講義理解力試験や専攻別試験、面接の練習
10月下旬2次試験
中央大学の総合型選抜に向けて、春に入試を選び、夏に書類、秋に2次試験と面接の練習へ進む準備の流れを示した図解

面接で聞かれやすいことを準備する

チャレンジ入学試験では15分程度の個人面接があり、文学部の自己推薦でも面接・グループワーク等があります。書類に書いたことを、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。

聞かれやすいこと準備のしかた
その学部・専攻を選んだ理由書類の志望理由を1分で話せるようにする
高校で力を入れたこと1つに絞り、そこで考えたことまで話す
入学後に学びたいこと授業や分野の名前を1つ挙げられるようにする
書類に書いた内容の深掘り「なぜ」を3回くり返して答えを用意する

面接の練習方法はAO入試の面接対策で詳しく紹介しています。

ほかの難関私大の総合型選抜も比べたい方は、MARCH・明治学院・日東駒専のAO入試の種類や早慶のAO入試の種類も見てみてください。

書類や論述の練習は、第三者に読んでもらうと伸びやすいものです。学校の先生に加えて、対策塾の無料相談を使う方法もあります。

AO入試ガイド

志望理由書・面接・小論文の準備に不安がある方へ

AO入試(総合型選抜)は、書類と面接の準備で差がつきやすい入試です。一人で進めるのが不安な時は、総合型選抜の対策を専門にしている塾の無料相談で、今の準備の状況と志望校に合う進め方を聞いてみましょう。

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オンラインと対面から相談の形を選べます。指導の内容や料金は公式サイトで確かめてください。

よくある質問

中央大学のAO入試は今もありますか?

「AO入試」という名前ではありませんが、総合型選抜として行われています。法学部のチャレンジ入学試験や文学部の自己推薦入学試験などがそれにあたります。

中央大学の自己推薦入学試験は学校推薦型選抜ですか?

違います。要項に総合型選抜として実施すると書かれています。指定校推薦と附属推薦が学校推薦型選抜です。

中央大学の総合型選抜は他大学と併願できますか?

法学部のチャレンジ入学試験と文学部の自己推薦入学試験は、他大学との併願を認めています。ほかの入試は、それぞれの要項の併願の欄で確かめましょう。

評定が低くても出願できますか?

入試によって違います。文学部の自己推薦入学試験は専攻ごとに評定平均値の基準があり、チャレンジ入学試験は要項の出願資格に数値基準の記載が見当たりません。志望する入試の要項で確かめましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 中央大学のAO入試は、総合型選抜として学部ごとの入試名で行われている
  • 自己推薦やスポーツ推薦も総合型選抜で、指定校・附属が学校推薦型選抜
  • 法学部チャレンジ入試は1次書類、2次は講義理解力試験と面接
  • 文学部自己推薦は専攻ごとに評定の基準と試験の中身が違う
  • 要項は区分・評定・既卒・併願の順に読むと迷わない
AO入試ガイド

AO入試ガイド 編集部

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