MARCHのAO入試|明治学院・日東駒専も含めた総合型選抜の種類一覧

MARCH・明治学院・日東駒専のAO入試(総合型選抜)の種類と併願の扱いを解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、編集部が文部科学省などの公的機関と、各大学・専門学校の公式サイトや募集要項の公開情報を調べて独自に執筆しています。入試の日程・選考内容・出願条件は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学・専門学校の募集要項で確認してください。

MARCHのAO入試を調べ始めたものの、大学ごとに入試の名前がバラバラで、どれが何なのか分からなくなった方も多いですよね。

結論から言うと、MARCHのAO入試(今の総合型選抜)は、大学ごと・学部ごとに名前も専願か併願かも違います。まずは種類を一覧で押さえて、そのあと併願の扱いで絞り込むのが近道です。

この記事では、MARCHに明学と日東駒専を加えた9大学の方式を表で見て、自分に合う方式の選び方まで分かるようにしていきます。

目次

MARCHのAO入試はどんな名前で行われている?

先に結論

「AO入試」という名前の入試は、MARCHではほとんど見かけません。自己推薦入試・自由選抜入試・チャレンジ入学試験など、大学ごとの名前で行われています。

『MARCHってAO入試をもうやっていないの?』と不安になった方もいるかもしれません。

実は、大学のAO入試は2021年度入試から正式名称が「総合型選抜」に変わりました。推薦入試は「学校推薦型選抜」になっています。

そのうえで、各大学が自分たちの入試に独自の名前を付けているんです。MARCHの2027年度入試の公式情報では、次のような名前が並んでいます。

大学主な入試の名前(2027年度)公式の区分の書き方
明治大学自己推薦特別入学試験・公募制特別入学試験など「総合型選抜及び特別入試一覧」にまとめて掲載
青山学院大学自己推薦・理工系女子特別・スポーツに優れた者など「学校推薦型選抜/総合型選抜」のページに掲載
立教大学自由選抜入試・国際コース選抜入試・アスリート選抜入試など「特別入試」という区分
中央大学チャレンジ入学試験・自己推薦入学試験など要項に「総合型選抜」として実施と明記
法政大学自己推薦入試・公募推薦入試総合型選抜と公式に区分

明治大学では、理工学部の要項だけに「自己推薦特別入試は、公募型の総合型選抜です」と書かれています。ほかの方式の正式な区分は、学部の要項で確かめるのが確実です。

立教大学の公式Q&Aでは、自由選抜入試と国際コース選抜入試を「自己推薦型の入試」と呼んでいます。公募制推薦はないとしているので、ここが総合型選抜にあたる入試の中心です。

「公募推薦」という名前でも総合型選抜のことがある

法政大学の「公募推薦入試」は、公式には自己推薦入試と同じ総合型選抜の区分です。名前に「推薦」とあっても、出願時期や併願のルールは総合型選抜の側で決まります。

AO入試と総合型選抜の関係そのものは、AO入試とは?総合型選抜との関係と仕組みで詳しく紹介しています。

MARCHの総合型選抜の種類を大学ごとの表で見る

同じ「自己推薦」でも、学部ごとに中身が違う

MARCHでは、大学全体で一つの方式を持つより、学部ごとに別々の入試を用意していることが多いです。志望学部の行を見つけて、その要項を読むのが基本になります。

『種類が多すぎて、どれを見ればいいか分からない』という声はよく聞きます。

ここでは2027年度入試の公式情報から、大学ごとに方式を並べていきますね。

明治大学:自己推薦特別入学試験が中心

明治大学の自己推薦特別入学試験は、学部ごとに評定の基準や併願の扱いが違います。

学部評定の基準の例併願の扱い
文学部(各専攻)全体の学習成績の状況3.5以上第一志望で、合格したら入学する前提で併願可
理工学部(対象学科)要項で確認他大学との併願を可とする
農学部(4学科)学科ごと(公募生Aは全体4.0以上など)志望学科を専願とし、入学を確約
国際日本学部全体4.0以上など合格したら入学する前提で併願可
総合数理学部(対象学科)数学4.0以上かつ理科3.8以上など第一志望・入学前提で併願可

ほかに、商学部の公募制特別入学試験(共通テスト利用)は、他学部・他大学との併願が「すべて可能」とされています。政治経済学部のグローバル型特別入学試験は、既卒は2025年4月1日以降の卒業者に限られます。

青山学院大学:自己推薦は5学科

青山学院大学の自己推薦(2027年度)は、文学部英米文学科・史学科・比較芸術学科、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部の5つで行われます。

英米文学科は英語資格の取得者が対象で、既卒も出願資格に含まれています。史学科や比較芸術学科は2027年3月卒業見込みのみで、全体4.0以上などの条件があります。

理系なら、理工学部の理工系女子特別もあります。2027年3月卒業見込みの女子が対象で、学校推薦型選抜との併願はできません。

立教大学:自由選抜入試と国際コース選抜入試

立教大学の自由選抜入試は、他大学との併願を妨げない入試です。ただし、複数の学部に出願することはできません。

既卒が出願できるのは、文・経済・社会・経営(方式B)・異文化コミュニケーション(方式B)・スポーツウエルネス・環境の各学部だけです。一部には卒業年の制限もあります。

中央大学:学部ごとに名前が違う

中央大学は、法学部のチャレンジ入学試験、文学部や国際経営学部の自己推薦入学試験、経済学部の高大接続入学試験などがあります。

法学部のチャレンジ入学試験は自由応募制で、他の入試や他大学との併願を認めています。中央大学の方式一覧は、中央大学のAO入試の種類と出願条件で学部ごとに紹介しています。

法政大学:「現役のみ」の方式が多い

法政大学の2027年度の自己推薦入試・公募推薦入試には、公式表記で「現役のみ」の方式がたくさんあります。

例えば、文学部地理学科の自己推薦、人間環境学部の自己推薦、情報科学部の自己推薦、理工学部の4学科の公募推薦は現役のみです。

文学部哲学科・日本文学科の自己推薦は、2027年度から卒業生の要件が「卒業5年以内」になりました。英文学科の英語外部試験利用自己推薦は「卒業5年以内」かつ「専願のみ」に変わっています。

MARCHの5大学それぞれの総合型選抜にあたる入試の名前と、学部ごとに要項を確かめる流れを示した図解

明学(明治学院大学)のAO入試は「自己推薦AO入学試験」

明学は1つの要項に全学科がまとまっていて分かりやすい

明治学院大学の総合型選抜は「自己推薦AO入学試験」です。経済学科・経営学科・法律学科を除く全学科で行われます。

明学のAO入試は、MARCHと比べて要項の作りがシンプルなんです。

出願の条件と併願の扱い

出願する学科を第一志望とし、入学を確約できることが共通の条件です。出願できるのは1学科だけです。

そのうえで、要項には「他大学との併願は可能です。ただし、本学に合格した場合は入学していただくことが条件です」と書かれています。いわゆる入学確約型の併願です。

既卒の人も出願でき、高卒認定の合格者も対象です。

評定の条件は学科ごとに違います。例えば心理学科は全体3.8以上、消費情報環境法学科は全体3.2以上です。

一方で、フランス文学科A・芸術学科・社会学科・グローバル法学科・国際学科A・国際学科B・国際キャリア学科Bは、評定の条件がない学科です。その代わりに活動実績や英語資格などの条件があります。

選考と日程(2027年度)

選考は2段階です。第一次選考は書類審査で、第二次選考は白金キャンパスでの筆記と面接です。

段階2027年度の日程
第一次出願(Web登録)2026年9月14日〜9月24日
第一次選考結果発表2026年10月21日
第二次出願2026年10月21日〜10月28日
試験日2026年11月15日
合格発表2026年12月4日
入学手続締切2026年12月11日

要項には、生成AIが作ったものをそのまま使った出願書類は「受験生独自の成果物とはみなしません」とあります。自分の言葉で書くことが前提ですね。

入学前教育は全学科で行われ、この入試で入学する人は受講が必須です。

2026年度の入試結果

明治学院大学は、2026年度の自己推薦AOの結果を公表しています。倍率は大学の算出方法(志願者÷合格者)です。

学科の例志願者合格倍率
英文61521.2
社会福祉110442.5
消費情報環境法116631.8
国際B156562.8
心理120186.7
全体1,026391なし

同じ大学でも、学科によって倍率がかなり違うことが分かります。全学科の数字は明治学院大学の入試結果ページで確かめられます。

日東駒専のAO入試の種類と専願・併願

日東駒専は「専願」の方式が目立つ

日東駒専のAO入試では、合格したら入学することを出願の条件にする専願の方式が多く見られます。併願できる方式を探すなら、方式名と併願の欄をセットで見ましょう。

『日東駒専のAO入試なら、併願しながら気軽に受けられるのかな』と思っている方もいるかもしれません。

ただ、2027年度入試の公式情報を見ると、専願の方式が目立ちます。4大学を並べてみました。

大学主な方式(2027年度)専願・併願
日本大学多くの学部で総合型選抜(法学部は専願型・併願型)法学部以外は学部の要項で確認
東洋大学AO型推薦入試/自己推薦入試どちらも専願のみ
東洋大学基礎学力テスト型入試(11月29日)併願可
駒澤大学自己推薦選抜(総合評価型)・全学部専願
駒澤大学自己推薦選抜(特性評価型)要項で確認
専修大学経済学部国際経済学科・経営学部・ネットワーク情報学部・文学部異文化コミュニケーション学科要項で確認

日本大学は、医学部・歯学部などを除く多くの学部で総合型選抜を行います。法学部には専願型と併願型の2つがあります。

東洋大学の基礎学力テスト型入試は、他大学や東洋大学の一般選抜とも併願できます。ただし、専願の入試に出願した人は出願できません(10月18日実施の入試で不合格だった場合を除く)。

よくある失敗

東洋大学のAO型推薦入試に出したあとで、基礎学力テスト型入試にも出そうとしてしまうこと。専願の入試に出願すると、併願可の方式に出せなくなる組み合わせがあります。

専願か併願か?大学ごとの違いと方式選びの判定

「専願」「入学確約型の併願」「自由な併願」の3つに分けて考える

MARCH・明学・日東駒専の方式は、併願の扱いで3つのタイプに分けられます。自分が第一志望をどこまで決めているかで、選ぶタイプが変わります。

ここが大事なところです。同じ「併願可」でも、中身が違うことがあるんです。

例えば明学の自己推薦AOは他大学と併願できますが、合格したら入学することが条件です。一方で中央大学法学部のチャレンジ入学試験は、他の入試や他大学との併願を認めています。

タイプ中身方式の例(2027年度)
専願その大学に合格したら入学する。他の入試に出せないことも駒澤大学 自己推薦選抜(総合評価型)、東洋大学 AO型推薦入試、明治大学 農学部の自己推薦
入学確約型の併願他大学も受けられるが、合格したら入学する明治学院大学 自己推薦AO、明治大学 文学部・国際日本学部の自己推薦
自由な併願他大学との併願を認めている中央大学 法学部チャレンジ入学試験、明治大学 商学部の公募制特別入学試験、東洋大学 基礎学力テスト型入試

入学確約型の併願は、先に結果が出た大学に合格すると、そこに進むことになります。受ける順番と合格発表日を並べておかないと、本命を受ける前に進路が決まってしまうことも。

自分に合うタイプを判定してみよう

次の表で、今の自分に近い行を探してみてください。

今の自分の状況考えやすいタイプ
第一志望の大学・学部がはっきり決まっている専願の方式も選択肢に入る
第一志望はあるが、年内に他大学の結果も見たい自由な併願の方式を軸にする
いくつかの大学で迷っている自由な併願の方式を中心に、確約型は本命だけにする
一般選抜も本気で考えている併願の制限が少ない方式を選び、勉強時間を残す
出願前に確かめたいこと
  • 方式が専願・入学確約型の併願・自由な併願のどれか
  • 同じ大学の他学部や他方式と一緒に出せるか
  • 既卒が出願できるか(卒業年の制限があるか)
  • 評定や英語資格などの条件
  • 合格発表日と入学手続の締切日

併願のルールの読み方は、AO入試は併願できる?複数受験の可否と探し方でも詳しく紹介しています。

MARCH・明学・日東駒専の方式を、専願・入学確約型の併願・自由な併願の3タイプに分けて、自分の状況から選ぶ流れを示した図解

MARCHのAO入試でよくある相談

相談の多くは「受かりやすさ」と「出願できるか」

知恵袋などを見ると、MARCHのAO入試の相談は「どこが受かりやすいか」と「自分は出願できるのか」に集まっています。

よく見かける相談の中から、3つを選んで答えていきます。

MARCHの中で、AO入試で一番受かりやすい大学は?

「AO入試や公募推薦で、MARCHの中で一番受かりやすい大学はどこか」という相談は、とても多く読まれています。

結論から言うと、大学単位で「ここが受かりやすい」とは言えません。明学の結果を見ても分かるとおり、同じ大学の中でも学科によって倍率が大きく違うからです。

それに、倍率が低くても、評定や英語資格などの出願条件で出せる人が絞られている場合もあります。数字だけで比べると、判断を誤りやすいんです。

見るべきなのは、志望学部の方式ごとの「出願条件」と「公表されている入試結果」です。中央大学法学部のチャレンジ入学試験の要項には、2026年度の志願者476人・合格者44人という結果が載っています。

評定が3未満でも、MARCHのAO入試に出せる?

「早慶上MARCHのAO入試を考えているが、平均評定が3未満でも合格できるか」という相談もあります。

まず、出願できるかどうかは方式によります。明治大学の文学部の自己推薦は全体3.5以上、国際日本学部は全体4.0以上などの基準があります。

一方、明学の自己推薦AOには、評定の条件がない学科もあります。芸術学科や社会学科は、大会・コンクールの入賞や活動実績などが条件です。

『評定が低いからもう無理だ』と決める前に、評定以外の条件で出せる方式がないか探してみてください。

浪人生でもMARCH以上のAO入試は受けられる?

「浪人生だが、MARCH以上のレベルでAO入試がある学校を知りたい」という相談です。

これも方式ごとに答えが違います。法政大学には「現役のみ」の方式が多く、青山学院大学の史学科なども卒業見込みのみです。

反対に、明学の自己推薦AOや中央大学法学部のチャレンジ入学試験は既卒も出願できます。立教大学の自由選抜入試も、文・経済・社会など一部の学部は既卒が出願できます。

浪人生の出願資格の考え方は、浪人生はAO入試を受けられる?既卒の出願資格も参考にしてみてください。

MARCHのAO入試に向けた準備の進め方

方式選びを春に、書類を夏に仕上げる

2027年度入試の総合型選抜は、出願が2026年9月1日以降、合格発表が11月1日以降というルールです。秋に出願が集中するので、春から夏の動き方が大事になります。

『いつから何をすればいいの?』という方のために、準備の順番を並べました。

MARCHのAO入試に向けた準備の手順
  1. 志望学部を2〜3つに絞り、それぞれの方式名を公式サイトで確かめる
  2. 評定・英語資格・既卒の条件で、出せる方式だけを残す
  3. 専願か併願かを見て、受ける順番と合格発表日を並べる
  4. 夏休みまでに志望理由書や自己推薦文の下書きを作り、先生に読んでもらう
  5. 秋に小論文・英語・面接など2次試験の練習をする

例えば、学校の先生に書類を見てもらう時は、こんなふうに頼むとスムーズです。

「〇〇大学の自己推薦入試を考えています。志望理由書の下書きを読んで、伝わりにくいところを教えていただけますか」

2027年度入試からは、総合型選抜で面接による評価を行うことになりました。どの方式を受けるにしても、面接の準備は早めに始めておきましょう。

一人で書類や面接を準備するのが不安な時は、学校の先生に加えて、総合型選抜の対策塾の無料相談で見てもらう方法もあります。

AO入試ガイド

志望理由書・面接・小論文の準備に不安がある方へ

AO入試(総合型選抜)は、書類と面接の準備で差がつきやすい入試です。一人で進めるのが不安な時は、総合型選抜の対策を専門にしている塾の無料相談で、今の準備の状況と志望校に合う進め方を聞いてみましょう。

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オンラインと対面から相談の形を選べます。指導の内容や料金は公式サイトで確かめてください。

塾の選び方はAO入試の塾・予備校の選び方で紹介しています。早稲田や慶應の総合型選抜も視野に入れているなら、早慶のAO入試の種類もあわせて読んでみてください。

よくある質問

MARCHにAO入試はありますか?

「AO入試」という名前ではありませんが、総合型選抜にあたる入試があります。明治大学の自己推薦特別入学試験、立教大学の自由選抜入試、中央大学のチャレンジ入学試験、法政大学の自己推薦入試などです。

明学のAO入試は併願できますか?

明治学院大学の自己推薦AO入学試験は、他大学との併願が可能です。ただし、合格した場合は入学することが条件の入学確約型です。

日東駒専のAO入試は専願ですか?

方式によります。東洋大学のAO型推薦入試や駒澤大学の自己推薦選抜(総合評価型)は専願ですが、東洋大学の基礎学力テスト型入試は併願可です。日本大学法学部には専願型と併願型があります。

MARCHのAO入試の倍率はどこで分かりますか?

各大学の入試結果のページや要項で公表されています。学科・方式・年度をそろえて見るのがポイントです。

まとめ

この記事の要点
  • MARCHのAO入試は、自己推薦・自由選抜・チャレンジなど大学ごとの名前で行われる
  • 同じ大学でも、学部ごとに評定・既卒・併願の条件が違う
  • 明学の自己推薦AOは入学確約型の併願、日東駒専は専願の方式が目立つ
  • 専願・入学確約型の併願・自由な併願の3タイプで、受ける順番を組み立てる
  • 最新の条件と日程は、各大学の募集要項で確かめる
AO入試ガイド

AO入試ガイド 編集部

大学のAO入試(総合型選抜)と専門学校のAO入試について、仕組み・日程・選考内容・併願の考え方・対策の進め方を、受験生と保護者の目線で整理している情報サイトです。 公式サイト

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