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「AO入試 高校」で調べてみたけれど、高校受験の話なのか大学受験の話なのか、よく分からなくなった方も多いですよね。
結論から言うと、公立高校の受験では「AO入試」という区分はまず見かけず、近いのは推薦入試です。一方で、高校生が大学のAO入試を目指すなら、高1・高2のうちからできる準備があります。
この記事を読むと、高校受験の推薦の仕組みと、高校生が大学AOに向けて学年ごとにできることが分かります。
「AO入試 高校」には2つの意味がある
「高校にAO入試はあるの?」という疑問と、「高校生がAO入試を受けるには?」という疑問は別物です。まずどちらを知りたいのかを分けておくと、迷わずに済みます。
『高校のAO入試って、中学生が受けるもの?高校生が受けるもの?』と混乱しますよね。
実は、AO入試はもともと大学の入試の名前です。大学では2021年度入試から「総合型選抜」という名前になりました。高校受験の世界では、近い入試として「推薦」と呼ばれる選抜があります。
| 知りたいこと | 誰の話か | この記事での答え |
|---|---|---|
| 高校受験にAO入試はある? | 中学生と保護者 | 公立は推薦や特別な選抜が近い。名前は都道府県で違う |
| 高校生がAO入試を受けるには? | 高校生と保護者 | 大学の総合型選抜のこと。高3の9月以降に出願 |
高校ao入試とは何か、と聞かれたら、多くの場合は「大学のAO入試を高校生が受けること」を指しています。大学のAO入試の全体像はAO入試とは?総合型選抜との関係と仕組みで紹介しています。
高校受験にAO入試はある?公立高校の推薦の仕組み
東京都の都立高校には「推薦に基づく選抜」があり、中学校の校長の推薦を受けて出願します。面接や小論文で、学力だけでは見えない力を見る選抜です。
『高校受験のAO入試って、自分で自分を推薦する入試のこと?』と思った方もいるかもしれません。
公立高校の入試では、中学校の校長の推薦が要る形がよく見られます。例として、東京都の都立高校の令和9年度(2027年春入学)の推薦を見てみましょう。
| 項目 | 都立高校の推薦(令和9年度入学者選抜) |
|---|---|
| 種類 | 一般推薦・文化・スポーツ等特別推薦・理数等特別推薦 |
| 出願の条件 | その高校を第1志望とし、中学校の校長の推薦を受けた人など |
| 一般推薦の検査 | 全員に個人面接。小論文・作文・実技などから1つ以上 |
| 推薦で取る人数 | 全日制の普通科は募集人員の20%以内 |
| ネット出願の入力 | 2026年12月18日〜2027年1月18日午後5時 |
| 検査日 | 2027年1月26日・27日 |
| 合格発表 | 2027年2月2日 |

一般推薦は、調査書・個人面接・小論文や作文などを合計した「総合成績」で選びます。調査書の点は総合成績の50%以下とされています(東京都教育委員会の説明資料・令和5年度入試の概要)。
詳しい決まりは東京都教育委員会の令和9年度都立高等学校入学者選抜実施要綱で読めます。
自分をアピールする書類は「自己PRカード」
都立高校の推薦では、自分をアピールするための「自己PRカード」が使われます。大学のAOの志望理由書に少し似ていますよね。
ただし自己PRカードは点数にはならず、個人面接の資料として使われます。書いた内容について面接で聞かれる、と考えて準備しておきましょう。
東京都教育委員会は、推薦で出た集団討論・小論文・作文のテーマの一覧を年度ごとに公開しています。令和8年度の分は2026年7月29日に掲載されました。過去のテーマを見ておくと、当日の雰囲気がつかめます。
推薦の面接・集団討論はどんな雰囲気?
都立高校の一般推薦では、全員に個人面接があります。集団討論は、必要と判断した高校が行います。
令和8年度の集団討論のテーマには、日比谷高校の「日比谷高校が世界一になるには。」(5〜6人・30分)といったものがありました。正解を当てる試験というより、意見の出し方や聞き方を見る場面です。
面接では、自己PRカードに書いたことを深く聞かれます。例えば、こんなやり取りを想定して練習しておくと落ち着いて話せます。
「中学校でいちばん力を入れたことは何ですか」「図書委員として、おすすめ本のポップを毎月作りました」
答えたあとに「なぜそれを続けられたのか」を聞かれても話せるよう、理由まで用意しておきましょう。
推薦で不合格だった時は一般入試へ
都立高校の令和9年度の日程では、推薦の合格発表(2月2日)のあとでも、一般入試(第一次募集)の書類を2月4日まで出せます。学力検査は2月21日です。
推薦に挑戦しながら、一般入試の勉強も続けておくのが安心です。
高校受験の推薦は都道府県や私立で名前が違う
高校受験の入試の名前は、都道府県によってかなり違います。私立高校では、単願推薦・併願推薦など学校ごとの呼び方もあります。
『うちの県でも推薦ってあるのかな?』と気になる方もいるはずです。公式の情報から、いくつかの例を並べました。
| 地域 | 推薦にあたる入試の例(令和9年度など) |
|---|---|
| 東京都(都立) | 推薦に基づく選抜(一般推薦・特別推薦) |
| 福岡県(県立) | 推薦入学。別に特色化選抜もある |
| 神奈川県(公立) | 推薦の区分はなく、共通選抜の中で面接や特色検査 |
| 千葉県(公立) | 推薦の区分はなく、一般入学者選抜と特別入学者選抜 |
| 大阪府(公立) | 特別入学者選抜(一部の専門学科などで実技や面接) |
| 京都府(公立) | 令和9年度から新しい「前期選抜」(独自枠と共通枠)の予定 |
福岡県の推薦入学は、令和8年度の要項では志願者全員に面接があり、一部の学科では作文や実技もあります。推薦で内定しなかった人は、手続きをやり直して一般入試に出願できます。
私立高校の単願推薦・併願推薦
東京都の私立高校では、推薦入試の応募資格がまとめて公表されています。その私立高校を第一志望とし、中学校長の推薦を受け、各高校の推薦基準に当てはまる人が対象です。
令和9年度は、願書受付が2027年1月15日以降、選抜が1月22日以降です。学校ごとに「単願推薦」「併願推薦」「A推薦」などの呼び方があります。
「推薦」という名前だけで、どの高校も同じ条件だと思い込むこと。私立高校では、推薦を受けるのに中学校の先生を通じた手続きが必要な学校もあります。志望校の募集要項と、中学校の先生の話を早めに確かめましょう。
高校生が大学のAO入試を考えるのはいつ?学年別にできること
大学の総合型選抜は、2027年度入試では2026年9月1日以降に出願が始まります。書類に書く経験や探究は、高1・高2の過ごし方で厚くなります。
ここからは、もう1つの意味、「高校生が大学のAO入試を受けるには」の話です。
『AO入試って、高3になってから考えれば間に合うよね?』と思う方も多いはずです。
もちろん高3からでも出願はできます!ただ、志望理由書や活動の報告に書けることは、それまでの過ごし方で決まる部分が大きいんです。
| 学年 | できること | 書類や面接につながること |
|---|---|---|
| 高1 | 興味のある分野の本や授業を広く試す | 志望理由の「きっかけ」 |
| 高1 | 部活・委員会・ボランティアを続ける | 活動報告に書ける経験 |
| 高2 | 探究や課題研究のテーマを深める | 探究の資料やプレゼン |
| 高2 | オープンキャンパスで学部を比べる | 「なぜこの大学か」の根拠 |
| 高2 | 英検などの資格を受けておく | 出願条件や添付資料 |
| 高3 | 志望理由書を書き、直しを重ねる | 書類選考 |
| 高3 | 面接・小論文の練習をする | 面接・小論文の試験 |

例えば、高2の秋に地域の清掃ボランティアに参加して、ごみの分別に興味を持ったとします。その疑問を探究のテーマにして調べておくと、高3で環境系の学部を志望する時の材料になります。
学年ごとの詳しいスケジュールはAO入試の準備はいつから?高1・高2・高3でやることのスケジュールで紹介しています。
- 授業や部活で「なぜだろう」と思ったことをメモに残す
- 参加した活動の日付と内容を記録しておく
- オープンキャンパスに行って、学部の授業を体験する
- 評定を大きく落とさないよう定期テストに取り組む
家族と話す時も、こんな一言から始めると進路の話がしやすくなります。
「大学のAO入試も考えたいから、今度オープンキャンパスに一緒に行ってくれる?」
目立つ実績がなくても、日々の活動の中に書けることは見つかります。書き方はAO入試で活動実績がない時は?書類に書けることの見つけ方を参考にしてみてください。
AO入試ガイド
AO入試の書類づくりで手が止まっている方へ
AO入試では、志望理由書やエントリーシートに「なぜこの学校で学びたいのか」を自分の言葉で書くことが出発点になります。書き出す前のメモの作り方と、4つのブロックで組み立てる型を確かめておきましょう。
無料AO入試の志望理由書の書き方を見る選考の内容や出願書類は学校ごとに違います。志望校の募集要項で確かめてください。
高校のAO入試でよくある相談
高校生や中学生からの相談を見ると、時期と出願の条件で迷っている人が多いです。
知恵袋などでよく見かける相談から、3つを選んで答えていきます。
高2からAO入試の準備を始めても間に合う?
「AO入試をしたい高校2年生。今からでは間に合わないか」という相談です。
結論から言うと、高2から始めても十分に準備できます。総合型選抜の出願は高3の9月以降なので、まだ1年近くあります。
まずは志望する分野を決め、オープンキャンパスで学部の授業を体験してみてください。そこで感じたことが、志望理由書の芯になります。
AO入試は誰でも受けられる?
「AO入試は誰でも受験できるのか」という相談もよくあります。
大学の総合型選抜は、文部科学省の実施要項で「入学志願者自らの意志で出願できる公募制という性格」とされています。高校の推薦がなくても出願できるのが特徴です。
ただし、評定や資格、卒業年などの出願資格は大学ごとに決まっています。満たしているかを募集要項で確かめましょう。
欠席が多いとAO入試の対象外になる?
「欠席が多かったら、AO入試の対象外になるのか」という相談です。
これは学校や方式によって違います。大学でも、出願資格に欠席日数の条件を書いている方式があります。
例えば慶應義塾大学理工学部の分野志向型入試(2027年度)は、欠席日数が合計30日以内が出願資格の一つです。気になる方は、志望校の募集要項の出願資格を見てみてください。
よくある質問
高校受験にAO入試はありますか?
この記事で確かめた都府県の公立高校の入試には、「AO入試」という区分は見当たりませんでした。近いのは推薦入試で、東京都の都立高校には「推薦に基づく選抜」があります。
高校受験の推薦は中学校の推薦が要りますか?
都立高校の推薦や東京都の私立高校の推薦入試では、中学校の校長の推薦が出願の条件です。県や学校によって決まりは違います。
高校生はいつ大学のAO入試に出願しますか?
2027年度入試では、総合型選抜の出願は2026年9月1日以降、合格発表は11月1日以降です。高3の秋に出願するのが基本です。
高校受験の「自己推薦」とは何ですか?
学校や地域によって使い方が違う言葉です。都立高校の推薦では、中学校長の推薦に加えて自己PRカードで自分をアピールしますが、カードは点数にはならず面接の資料になります。志望校の募集要項で、どの区分の入試かを確かめましょう。
高1から大学のAO入試の準備をしたほうがいいですか?
早いほど書類に書ける経験は増えます。ただ高1は、興味のあることを広く試し、活動を記録するところから始めれば十分です。
まとめ
- 「AO入試 高校」には、高校受験の話と大学受験の話の2つがある
- 公立高校の受験に「AO入試」の区分は見当たらず、推薦入試が近い
- 都立高校の推薦は中学校長の推薦が要り、面接が中心
- 推薦の名前は都道府県や私立高校で違う
- 大学のAO入試の出願は高3の9月以降。準備は高1・高2から始められる
大学のAO入試の流れは大学のAO入試とは?総合型選抜で大学に入るまでの流れでも紹介しています。最新の情報は、各教育委員会や大学の募集要項で確かめましょう。





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