当サイトの記事は、編集部が文部科学省などの公的機関と、各大学・専門学校の公式サイトや募集要項の公開情報を調べて独自に執筆しています。入試の日程・選考内容・出願条件は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学・専門学校の募集要項で確認してください。
秋になって、今からでもAO入試に出願できる大学はあるのかな、と焦っている方もいますよね。
結論から言うと、10月以降でもAO入試にまだ間に合う大学はあります。総合型選抜を2期・3期、中期・後期のように複数回行う大学があるからです。
この記事を読むと、秋以降に出願できる総合型選抜の探し方と、締切から逆算した準備の進め方が分かります。
AO入試にまだ間に合う大学はある?先に結論から
総合型選抜(旧AO入試)は、9月だけで終わる入試ではありません。11月・12月、中には年明けに出願できる方式もあります。ただし、学科や方式によって受けられる回が違います。
『9月の出願を逃したから、もうAOは無理だ…』と思っている方もいるかもしれません。
実は、そうとは限りません。文部科学省の実施要項(2027年度入試)で決まっているのは、総合型選抜の出願は2026年9月1日以降、合格発表は11月1日以降、という「これより前にはしない」ルールです。
いつまでに終えるという決まりではないので、秋から冬にかけて出願を受け付ける大学もあるんです。
間に合うかどうかは「次の回」があるかで決まる
総合型選抜を複数回行う大学では、同じ方式でも回ごとに対象の学科が違うことがあります。
例えば大東文化大学の総合型選抜(2027年度)は、前期は多くの学科が他大学併願可能で、後期は多くの学科が専願型です。回によって条件まで変わるので、前と同じ条件で受けられるとは限りません。
AO入試の年間の時期はAO入試はいつ?総合型選抜の時期でまとめています。
秋以降に出願できる総合型選抜の探し方
秋以降の回は、大学によって呼び方が違います。入試ページで、期や日程の名前を手がかりに探してみてください。
『どこから探せばいいの?』という方は、次の手順で進めてみてください。秋以降の回が見つけやすくなります!
- 学びたい分野の学科がある大学を書き出す
- 各大学の総合型選抜のページで、日程表を開く
- 「Ⅱ期・Ⅲ期」「中期・後期」「C日程」「第2回」などの回を探す
- その回に、志望学科が入っているかを確かめる
- エントリーや面談が先に必要かを確かめ、締切を書き出す
- 専願か併願可か、既卒の可否などの出願資格を確かめる
回の呼び方の例
大学によって、秋以降の回はこんな呼び方をしています。2027年度入試の例です。
| 呼び方 | 大学の例 |
|---|---|
| Ⅱ期・Ⅲ期 | 帝京大学、玉川大学、梅花女子大学 |
| 中期・後期 | 大東文化大学 |
| C日程 | 目白大学 |
| 第2回・第3回 | 大手前大学 |
| 2期〜6期 | 日本経済大学 |
エントリーが先にある方式に注意
秋以降の回でも、出願の前にエントリーや面談がある方式があります。
例えば大手前大学の第2回(2027年度)は、エントリー期間が2026年11月3日〜11月16日で、面談のあとに出願です。出願期間だけ見ていると、エントリーを逃してしまうことも。
反対に、目白大学のC日程はエントリーなしで出願できる方式です。

2027年度入試で秋以降に出願できる総合型選抜の例
ここに挙げるのは、公式の募集要項で日程を確認できた例です。合格しやすさを比べたものではありません。
10月以降に出願期間がある総合型選抜を、2027年度入試の公式情報から並べました。
| 大学・方式(2027年度) | 出願期間 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 梅花女子大学 総合型AO入試Ⅱ期 | 10月13日〜10月31日 | 専願・既卒可 |
| 帝京大学 総合型選抜Ⅱ期(薬学部の例) | 10月26日〜11月6日 | 他大学と併願可 |
| 大東文化大学 総合型選抜(中期) | 10月26日〜11月12日 | 学科ごとに専願型・併願可能型 |
| 武蔵野美術大学 総合型選抜[後期] | 11月10日〜11月18日 | 専願・対象は一部の学科 |
| 大東文化大学 総合型選抜(後期) | 11月24日〜12月7日 | 多くの学科が専願型 |
| 帝京大学 総合型選抜Ⅲ期(薬学部の例) | 11月24日〜12月7日 | 他大学と併願可 |
| 玉川大学 総合型入学審査Ⅱ期 | 11月27日〜12月3日(郵送) | 専願・現役のみ |
| 目白大学 総合型選抜 C日程 | 12月1日〜12月8日 | 併願可・エントリーなし |
| 玉川大学 総合型入学審査Ⅲ期 | 2027年2月8日〜2月18日(郵送) | 併願可・既卒可 |
日付は特に年の記載がないものは2026年です。
帝京大学は学部・学科によって実施する期が違い、玉川大学Ⅱ期・Ⅲ期は窓口受付の日もあります。最新は大学の募集要項で確かめましょう。
冬から年明けにも回がある大学
『12月を過ぎたら、さすがにもう無いよね』と思うかもしれません。
実は、年明けや春先まで回を用意している大学もあります!2027年度入試の例です。
- 梅花女子大学 総合型AO入試Ⅲ期は、出願が11月27日〜12月14日
- 大手前大学の第3回は、エントリーが2027年1月5日〜1月15日で、出願が2月11日〜2月24日
- 日本経済大学の総合型選抜は1期〜6期まであり、最終の6期は出願が2027年3月16日まで
- 大阪芸術大学短期大学部の総合型選抜は、2〜4期の試験日が10月10日・11月28日・2027年2月18日(エントリー必須)
国公立の総合型は共通テストの出願が前提のことも
国公立大学にも、10月以降に出願する総合型選抜があります。例えば九州大学の総合型選抜Ⅱ(2027年度)は、出願が2026年10月13日〜10月27日です。
ただし、この区分の多くは2027年度の共通テストを受けることが出願資格です。共通テストの出願期間は2026年9月15日〜10月2日だったので、出願済みかどうかを先に確かめておきましょう。
併願できるかは回ごとに確かめる
秋以降の回は、専願の方式が多めになる大学もあります。
すでに他大学の結果を待っている方は、専願の回に出すと、合格した時に入学を約束することになります。
併願の考え方はAO入試は併願できる?複数受験の可否と探し方で詳しく紹介しています。
出願締切から逆算する「残り何週間で何をするか」
秋以降の回に出すなら、準備に使える時間は限られています。締切から逆算して、やることを絞り込みましょう。
『間に合う大学は見つかったけど、書類が間に合うか不安…』という方も多いはずです。
締切までの残りの期間ごとに、やることの目安を並べてみました。
| 締切までの残り | やること | 後回しにしないこと |
|---|---|---|
| 6週間以上 | 志望理由の芯を決め、書類の下書きを始める | 要項の出願資格の確認 |
| 4〜5週間 | 下書きを先生に読んでもらい、書き直す | 調査書など高校に頼む書類の依頼 |
| 2〜3週間 | 書類を仕上げ、面接の練習を始める | 出願方法(Web・郵送)の確認 |
| 1週間 | 出願を済ませ、面接・小論文の練習に集中する | 締切が消印有効か必着かの確認 |
高校に頼む書類は最初に動く
調査書などは、高校に発行をお願いする書類です。発行までに日数がかかることがあるので、出願を決めたらすぐに担任の先生に伝えましょう。
「〇〇大学の総合型選抜の後期に出願したいです。調査書をお願いできますか」と、大学名と回をはっきり伝えるとスムーズです。
全部を完璧に仕上げようとするより、志望理由の一文と、それを支える経験1つに絞って書類をまとめるほうが現実的です。面接では、その一文を自分の言葉で話せるように練習しておきましょう。
締切を「消印有効」だと思い込んでいたら「必着」だった、というケースです。郵送の場合は、締切日の書き方まで要項で確かめておきましょう。
短い期間で書類と面接を仕上げるのは大変ですよね。一人で間に合うか不安な時は、総合型選抜の対策塾の無料相談で、締切までの進め方を一緒に考えてもらう方法もあります。
AO入試ガイド
志望理由書・面接・小論文の準備に不安がある方へ
AO入試(総合型選抜)は、書類と面接の準備で差がつきやすい入試です。一人で進めるのが不安な時は、総合型選抜の対策を専門にしている塾の無料相談で、今の準備の状況と志望校に合う進め方を聞いてみましょう。
無料ホワイトアカデミー高等部の無料相談を見るオンラインと対面から相談の形を選べます。指導の内容や料金は公式サイトで確かめてください。

学校推薦型選抜・一般選抜への切り替えも選択肢
秋以降は、学校推薦型選抜の出願が始まり、一般選抜の準備も本格的になる時期です。AO入試にこだわりすぎず、いくつかの道を並べて考えてみましょう。
秋以降に考えられる道を、2027年度入試のルールで並べてみました。
| 選択肢 | 出願の時期(2027年度入試) | 向いている人 |
|---|---|---|
| 総合型選抜の後の回 | 大学ごと(秋〜冬、一部は年明け) | 志望理由と書類の準備が進んでいる人 |
| 学校推薦型選抜 | 2026年11月1日以降 | 評定が出願基準を満たし、校内の推薦がもらえそうな人 |
| 一般選抜 | 共通テストは2027年1月16日・17日、個別試験は2月1日以降 | 教科の勉強を続けてきた人 |
学校推薦型選抜は、高校の校長の推薦が必要な入試です。校内の手続きがあるので、考えているなら早めに担任の先生へ相談してみてください。
AO入試で不合格になった後の動き方は、AO入試に落ちたらどうする?次の入試への切り替え方でまとめています。
まだ間に合うAO入試についてよくある相談
知恵袋などには、秋になってから出願先を探す相談がたくさんあります。焦りやすい時期ですが、出願資格の確認を飛ばさないことが大切です。
よく見かける相談から、3つを選んで答えていきます。
まだ間に合うAO入試がある関東の大学は?
「まだ間に合うAO入試がある関東の大学を知りたい」という相談です。
関東では、例えば大東文化大学の中期・後期、帝京大学のⅡ期・Ⅲ期、玉川大学のⅡ期・Ⅲ期、目白大学のC日程があります(2027年度入試)。ただ、どの学科が対象かは回ごとに違うので、志望学科で確かめてみてください。
今からGMARCHレベルの大学のAO入試に間に合う?
「今からでも出願が間に合うAO入試で、GMARCHレベルの大学はあるか」という相談もありました。
MARCHの総合型選抜は、9月ごろに出願する方式が目立ちます。例えば中央大学法学部のチャレンジ入学試験(2027年度)は、出願が2026年9月1日〜9月7日でした。
秋以降に探す時は、大学のレベルで絞るより、学びたい分野で候補を広げてみるのがおすすめです。一般選抜も並行して考えておきましょう。
同じ大学のAO入試に2回落ちた。3回目は受けるべき?
「同じ大学のAO入試を2回受けて、2回とも不合格だった。3回目を受けるべきか」という相談です。
まずは、前の2回で何が足りなかったかを振り返ってみてください。書類の中身を直さずに同じ内容で出しても、結果は変わりにくいからです。
それでもその大学で学びたい気持ちが強いなら、志望理由と書類を書き直したうえで出すのは一つの選択です。同時に、一般選抜など別の道も並べておくと安心です。
よくある質問
AO入試は11月や12月でも出願できますか?
できる大学があります。2027年度入試では、大東文化大学の後期(出願11月24日〜12月7日)や目白大学のC日程(出願12月1日〜12月8日)などがあります。対象の学科は回ごとに違います。
年明けに出願できるAO入試はありますか?
あります。例えば玉川大学の総合型入学審査Ⅲ期(2027年度)は、出願が2027年2月8日〜2月18日(郵送)で、他大学と併願でき既卒も出願できます。
秋以降の回は、前の回より合格しにくいですか?
回によって募集人員や条件が違うので、ひとことでは言えません。大学が回ごとの入試結果を公表していれば、そこで志願者数と合格者数を見てみましょう。
AO入試に間に合わなかったら、どうすればいいですか?
学校推薦型選抜(2027年度入試は2026年11月1日以降に出願)や、一般選抜を考えましょう。学校推薦型選抜は校内の推薦が要るので、担任の先生に早めに相談してください。
まとめ
- 総合型選抜は9月だけでなく、秋から冬、一部は年明けにも出願できる大学がある
- 「Ⅱ期・Ⅲ期」「中期・後期」「C日程」など、回の名前で日程表を探す
- 回ごとに対象の学科・専願か併願か・エントリーの有無が違う
- 締切から逆算し、調査書の依頼など高校に頼むことから先に動く
- 学校推薦型選抜や一般選抜も並べて、いくつかの道を考えておく





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