当サイトの記事は、編集部が文部科学省などの公的機関と、各大学・専門学校の公式サイトや募集要項の公開情報を調べて独自に執筆しています。入試の日程・選考内容・出願条件は年度ごとに変わるため、最新の情報は各大学・専門学校の募集要項で確認してください。
AO入試の結果が不合格で、頭が真っ白になっている方もいるかもしれませんね。
結論から言うと、AO入試に落ちたらまず「次にどの入試に出せるか」を日程で確かめることが先です。落ち込むのは自然なことですが、出願期間は待ってくれないんです。
この記事を読むと、不合格の後に取れる4つの道と、次に向けた振り返りの方法が分かります。
AO入試に落ちたら、最初の3日でやること
不合格が分かったら、気持ちの整理と並行して「次の出願期間」を確かめましょう。秋から冬は、次の入試の出願が続けて始まる時期です。
『もう何もしたくない…』と感じるのは、まったくおかしなことではありません。それだけ本気で準備してきたということですよね。
ただ、AO入試(今の総合型選抜)の結果が出る秋は、ほかの入試の出願が始まる時期と重なります。2027年度入試では、総合型選抜の結果発表は2026年11月1日以降、学校推薦型選抜の出願も11月1日以降です。
- 今日は休んで、気持ちを落ち着ける
- 次の日に、担任の先生へ結果を伝えて相談する
- 受けられそうな入試の出願期間を書き出す
- 書類と面接を振り返り、直す点をメモする
- 次に出す入試を決めて、準備を再開する
先生に伝える時は、こんな言い方で十分です。
「総合型選抜は不合格でした。次にどの入試を受けられるか、一緒に考えていただけますか」
AO入試の仕組みをもう一度確かめたい方は、AO入試とは?総合型選抜との関係と仕組みも読んでみてください。
不合格の後に取れる4つの道を時期で比べる
どの道が選べるかは、今が何月か、志望校の方式がどうなっているかで変わります。
『AOに落ちたら、もう一般入試しかないよね?』と思い込んでいる方も多いはずです。
実は、秋以降にも出願できる入試はいくつもあります。2027年度入試のルールと公式情報をもとに、4つの道を時期の表にしました。
| 道 | 出願できる時期の目安 | 向いている人 | 確かめること |
|---|---|---|---|
| 同じ大学の次の期 | 大学が設ける2期・3期など | 第一志望を変えたくない | 次の期があるか、再受験できるか |
| 別大学の総合型選抜 | 秋から冬に出願できる方式 | 書類と面接の準備を活かしたい | 出願資格と専願か併願か |
| 学校推薦型選抜 | 2026年11月1日以降 | 評定が出願基準に届いている | 校内の推薦をもらえるか |
| 一般選抜 | 個別試験は2027年2月1日〜3月25日 | 学力試験で勝負したい | 共通テストの出願をしているか |

同じ大学の次の期を受ける
大学によっては、総合型選抜を複数の期に分けています。例えば帝京大学の総合型選抜(2027年度)はⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期に分かれています。薬学部の要項ページの日程では、Ⅲ期の出願は2026年11月24日から12月7日です。
ただし、学部・学科によって実施する期が違います。志望学科に次の期があるかは、募集要項で確かめましょう。
別の大学の総合型選抜に出す
秋以降に出願できる総合型選抜もあります。日本経済大学の総合型選抜(2027年度)は1期から6期まであり、最終の6期は2027年3月16日まで出願できます。
これまで作った志望理由書は、出す大学に合わせて書き直しが要ります。それでも、経験の棚卸しはもう済んでいるので一から始めるより早く進められます。
まだ出願できる大学の探し方は、AO入試にまだ間に合う大学の探し方でまとめています。
学校推薦型選抜(公募推薦)に切り替える
評定が出願基準に届いているなら、学校推薦型選抜も選べます。2027年度入試では11月1日以降に出願、12月1日以降に結果発表です。
公募推薦には高校の校長の推薦が要るので、校内の手続きに時間がかかります。早めに先生へ相談しておきましょう。
違いはAO入試と公募推薦の違いで紹介しています。
一般選抜に切り替える
一般選抜の個別試験は2027年2月1日から3月25日の間に行われます。共通テストの本試験は2027年1月16日・17日です。
共通テストを使う入試を考えていたのに、共通テストの出願期間(2026年9月15日〜10月2日)を過ぎてしまうこと。AO入試の結果が出る前に出願期間が終わるので、迷ったら先に出願しておくと選べる道が増えます。
一般選抜との両立の進め方は、AO入試と一般入試の違い|両立のスケジュールで詳しく紹介しています。
短大や専門学校も視野に入れる場合
『大学にこだわらず、学びたいことができる学校も考えたい』という方もいますよね。進路の選び方として、短大や専門学校を考えるのも一つの道です。
短大や専門学校にも、AO入試(総合型選抜)や推薦、一般の入試があります。時期の例を並べました。
| 学校 | 秋以降の入試の例 | 確かめること |
|---|---|---|
| 短期大学 | 常葉大学短期大学部の自己アピール型(2027年度)は2027年2月1日〜2月18日に出願 | 出願資格の卒業年と、併願できるか |
| 専門学校(東京都) | 東京都専修学校各種学校協会の確認事項では、推薦は10月1日以降、一般は11月1日以降に願書受付 | オープンキャンパスへの参加が出願条件か |
専門学校のAO入試は、出願条件として事前のオープンキャンパスや説明会への参加が課されることもあります。早めに学校の情報を集めておきましょう。
学びたいことから学校を選び直す、という考え方です。家族や先生とも話しながら決めてみてください。
気持ちを立て直して、書類と面接を振り返る
不合格の理由は大学から細かく知らされないことが多いです。だからこそ、自分で振り返って次の入試に活かせる点を探します。
『何がダメだったのか分からないのが一番つらい』という声もよく聞きます。
総合型選抜は、書類と面接などで能力・適性や学習意欲、目的意識を総合的に見る入試です。どこか1つが悪かったと決めつけず、全体を見直してみましょう。
AO入試ガイド編集部で、振り返りに使えるシートを作りました。思い出せる範囲で書き込んでみてください。
| 振り返る場面 | 書き出すこと | 次の入試で直すこと |
|---|---|---|
| 志望理由書 | なぜその大学か、を具体的に書けていたか | 大学で学びたいことを授業名や学び方で書く |
| 活動の書類 | 経験から何を学んだかまで書けていたか | 結果より、考えたことと工夫を書く |
| 面接 | 答えに詰まった質問は何か | 詰まった質問の答えを準備し直す |
| 小論文・課題 | 時間配分と、問いに答えられていたか | 本番と同じ時間で書く練習をする |
| 当日の動き | 遅刻や忘れ物、緊張で困ったこと | 前日の準備と当日の流れを決めておく |

面接の振り返りは「聞かれた質問」から
面接で何を聞かれたか、覚えている範囲で全部書き出してみてください。答えた内容も、短くメモしておきます。
例えば、こんな形です。
「質問:本学でなければいけない理由は?」「答え:〇〇を学べるから、としか言えなかった」
こう書き出すと、『どの大学でも言えることしか話せていなかった』と自分で気づけます。次の面接では、その大学の授業や学び方まで話せるように準備し直しましょう。
振り返りで気をつけたいこと
振り返りは、不合格の次の日から3日以内くらいにやるのがおすすめです。面接で聞かれたことは、時間がたつと忘れてしまいますよね。
一人で考えると、つい自分を責める方向に行きがちです。面接の答えを紙に書き出すだけでも、直す点は見えてきます。
先生や家族など、話を聞いてくれる人と一緒にやると前向きに進められます。
- 次に受ける入試の出願期間と提出書類
- 志望理由書を、次の大学に合わせて書き直したか
- 面接で詰まった質問の答えを準備したか
- 一般選抜の勉強を続ける時間を確保しているか
書類と面接を誰かに見てもらいたい時は、学校の先生に加えて、総合型選抜の対策塾の無料相談で振り返りを手伝ってもらう方法もあります。無料相談の受け方はAO入試対策塾の無料相談の受け方で紹介しています。
AO入試ガイド
志望理由書・面接・小論文の準備に不安がある方へ
AO入試(総合型選抜)は、書類と面接の準備で差がつきやすい入試です。一人で進めるのが不安な時は、総合型選抜の対策を専門にしている塾の無料相談で、今の準備の状況と志望校に合う進め方を聞いてみましょう。
無料ホワイトアカデミー高等部の無料相談を見るオンラインと対面から相談の形を選べます。指導の内容や料金は公式サイトで確かめてください。
AO入試に落ちた時によくある相談
落ちた直後は視野が狭くなりがちです。選べる道を並べてから決めると、後悔しにくくなります。
知恵袋などでよく見かける相談から、3つを選んで答えていきます。
AO入試に落ちて、もうどうしていいか分からない
「落ちることをあまり考えていなかったので、どうしていいか分からない」という相談がありました。
そう感じるのは、真剣に準備してきたからこそですよね。まずは先ほどの手順どおり、次の出願期間を書き出すことから始めてみてください。
一つの入試に落ちたことは、あなたの価値が決まったということではありません!
やることが見えると、気持ちも少しずつ落ち着いてきます。一般選抜まで時間があるなら、勉強を再開するのも立派な一歩です!
AOに落ちた後、指定校推薦は受けられる?
「AO入試に落ちてしまった場合、指定校推薦を受けることもできるのか」という相談もよく見かけます。
これは高校の校内ルールで決まることが多いです。指定校推薦は大学が指定した高校の生徒だけが出願でき、校内の選考を通る必要があります。
校内選考の時期が過ぎていることもあるので、担任の先生にすぐ聞いてみましょう。指定校推薦との違いはAO入試と指定校推薦の違いで紹介しています。
同じ大学の総合型選抜に、もう一度挑戦すべき?
「同じ大学のAO入試を2回受けて2回とも落ちた。3回目を受けるべきか」という相談もありました。
結論から言うと、次の期があり再受験が認められていれば、挑戦すること自体はできます。ただ、同じ書類のままだと結果が変わりにくいこともあります。
『どうしてもこの大学がいい』という気持ちが強いなら、振り返りシートで直す点をはっきりさせてから出しましょう。並行して、別の大学や一般選抜も準備しておくと安心です。
複数の受け方はAO入試は併願できる?で紹介しています。
よくある質問
AO入試に落ちたら一般入試は受けられますか?
一般選抜の出願資格を満たしていれば受けられます。共通テストを使う場合は、2026年9月15日〜10月2日の共通テストの出願をしておく必要があります。
AO入試に落ちた理由は教えてもらえますか?
細かい理由は知らされないことが多いです。大学が公表している入試結果や、自分の振り返りから次に直す点を探しましょう。
AO入試に落ちたら、浪人して来年もう一度受けられますか?
既卒も出願できる方式なら受けられます。例えば九州大学の総合型選抜Ⅰ(2027年度)は2021年4月以降に高校を卒業した人も出願できますが、現役のみの方式もあるので出願資格を確かめましょう。
AO入試に落ちた後、専門学校に切り替えることはできますか?
できます。専門学校にもAO入試や推薦、一般の入試があり、東京都専修学校各種学校協会の確認事項では推薦は10月1日以降、一般は11月1日以降に願書を受け付けます。出願条件は学校ごとに確かめましょう。
落ちた後、別の大学のAO入試に出しても大丈夫ですか?
出願期間が残っていて出願資格を満たしていれば出せます。専願の方式は合格したら入学を確約するので、他の入試との組み合わせを確かめてから出しましょう。
まとめ
- AO入試に落ちたら、まず次に出せる入試の出願期間を確かめる
- 道は同じ大学の次の期、別大学の総合型、学校推薦型、一般選抜の4つ
- 学校推薦型選抜は2026年11月1日以降に出願、一般選抜の個別試験は2027年2月1日から
- 共通テストの出願期間は2026年9月15日〜10月2日なので、早めに出しておく
- 振り返りシートで書類と面接を見直し、次の入試に活かす
最新の日程や条件は、各大学の募集要項で確かめましょう。





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